初日

初日は何もしたくないと思ったけど、子どもはびっくりするほど正確な時間に起きた。

昨日はお昼寝をしなかったから18時半には寝て、6時に起きた。12時間以上は絶対眠らない。ファミリーマートで買っておいたタルタルフィッシュコッペをあげた。奥さんはピーナツコッペで、「かあかは具が入ってないんだよ、ちゃりんはスペシャルだよ」というと喜んでいた。

公園に行った。町で一番大きな公園だと思う。はじめ、資料館みたいな場所に駐車したけれど、全体図を見ると遊具はもっともっと登った先にあるみたいだった。（全体図は色あせていて、特に遊具のところが白く消されたようになっていたので本当にやっているのか？）車で恐る恐る登っていくと、ひらけた場所に出て、たくさんの遊具があった。

しばらく遊んでいると、おじいちゃんとお兄さん？の二人組に声をかけられた。山菜を取りに来たそう。県外ナンバーなので東京から来た人間だと思われていて、こちらは二、三回引っ越してきたんだと伝えたつもりだったんだけど、その情報は処理してもらえなかった。コシアブラ（しらちの芽、とここら辺では言うらしい）とタケノコをもらった。ものすごい嬉しい。

家に帰って、しらちの芽パーティーをした。おひたし、ツナとしらちの芽の焼き飯、お吸い物、三つ葉に近い香りがして美味しかった。

お昼寝後、一人で最寄りのスーパーに行った。品揃えはちゃんとしていて、お肉よりも魚の方が充実しているのが印象的だった（海がないのに？海がないから？）。

夜はカレーと冷やしトマト、かぶときゅうりのポン酢あえ、かぶの葉の味噌汁を食べた。野菜はスーパーで買った地物で、トマトはこれといって甘い！というわけではないんだけど妙にうまかった。味が近いというか、はっきり感じるというか、歯ごたえもいい。かぶもみずみずしくてうまかった。

鳥がベランダに遊びにきていて、明かりに引き寄せられた虫でも食べにきているのだろうか。1日過ごしていると、朝昼晩と違う生き物たちがいつまでも鳴いている。夜はカエルと虫、朝は鳥。もうずっとうるさいのに不思議と嫌な感じはしない。あと、ここに海はないのだけれど、 田んぼに水が張ってあるところは海辺に似ていると思った。田んぼのとなりを横切る車が水面に反射してとてもきれいだった。